熊本県・山鹿1日目:熊本グルメを堪能する

八千代座という国指定重要文化財の歌舞伎での、市川海老蔵さんの「古典への誘い」公演を見に、熊本県山鹿市やってきた。
もう八千代座での海老蔵さん、坂東玉三郎さんの公演を見るのは何度目だかわからないほどである。

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八千代座での歌舞伎は劇場の雰囲気の良さもさながら、観客と役者の距離が近く一体感があり、一度ここで歌舞伎を見ると、東京の歌舞伎座新橋演舞場では歌舞伎が見れないと思うほどである。

山鹿への道のりは、熊本空港や博多空港から車で1時間半程度であるが、羽田からの便数の多さを考えると博多空港からの移動の方が便利である。
今回もワクワクと、行きの飛行機の中では、はあちゅうさんの「わたしは、なぜタダで世界一周できたのか?」を読み、旅に対する興奮を募らせていた。

博多に着くと、東京以上の暑さである。早速レンタカーに乗り込み、山鹿へと出発した。夫に運転を任せ、私はウトウト山鹿へと向かった。

山鹿に着くと軽く、町中を散歩したがいつもと変わらない風景である。
さくらの湯という銭湯があるが、こちらは外観も美しく、お湯もとろとろとしてて、とても気持ちがいい。温泉水を持って帰れる場所もある。(飲料可)山鹿は温泉街としてもとても良い場所である。
公演中は海老蔵さんもよくさくらの湯に来ているといい(街中もよく散策されているし、町中のセブンイレブンにも来ているらしい)運が良ければ会うことが出来るだろう。

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街も灯篭祭りを行う文化があるため、郵便受けもそれらしく出来ている。

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旅館に着くと、歓迎の札から海老蔵さんの舞台関係者のご一行も泊まられていることが分かった。山鹿では、朝食時、隣で舞台に出ている人が、朝食を取っているなんていう事も当たり前である。東京で舞台を見るより遙かに贅沢である。

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その日は旅の疲れもあって、温泉を堪能した後すぐに、夕食となった。
熊本と言えばやはり馬刺しである。

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また山鹿では、必ずと言っていいほど、鯛の頭を煮込む料理が出てくる。朝から出てくる時もある。
これが骨までしゃぶって良いらしく、スペアリブの様で美味しい。

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夕飯を食べ終わる頃、一人の男性が近づいてきて、「これからちょっと演奏をしていいでしょうか」と聞いてきた。「どうぞ」と私たちが答えると、男性はウクレレでContry Roadを演奏し歌い始めた。
私も楽しい気持ちになり、一緒に歌って、手拍子をした。
記念撮影も誘ってくれたため、皆で写真を撮った。
何と演奏をしていた方のお仕事は、近くの寺院での僧侶をされているとの事だった。歌も演奏も上手だっただけに驚きであった。
旅での楽しい出会いのひと時であった。

この日はお酒を飲みまくって、明日の舞台に備えて早めに寝た。
明日の舞台が楽しみである。