熊本県・山鹿2日目:市川海老蔵さんの八千代座公演を見に行く

昨夜は良く眠れず、朝食時間ギリギリに朝風呂へと動き始めた私。
一方で夫は朝早くから、さくらの湯に行ってひとっ風呂浴びてきたようである。

朝食を食べに行くと、如何にも舞台関係者という方々が多く集まっており、朝食を取っていた。私は眠気もひどく食欲が無かったが、取敢えず朝食を食べた。
朝食を食べ終わると私は、4時公演の舞台に向けて、二度寝することにした。
一方で夫は、私の寝ている間、近所のワイナリーに行くことにした。
山鹿市には他にも造り酒屋などもあり、日本酒が好きな方はこちらもお勧めである。

12時半ごろ少し気分も優れて起きると、上機嫌でワインを買ってきた夫が帰ってきた。
昼食を兼ねて少し八千代座の方に出かけることにした。

八千代座付近はもう午前の公演を終えてか、歌舞伎職一色で盛り上がっていた。

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舞台への期待を胸に、今日は海老蔵さんも大好きな、「ピッツェリア ダ ツルバラ」で
昼食をとることにした。

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昨年度、海老蔵さんの八千代座公演の打ち上げイベントの様なものに、抽選で当選して行った時もこのピザが出てきたが、とても美味しい。

さて一度宿に戻って着替えたり化粧をしたりして、再度八千代座に向かった。
足を引きずりながらだから思いのほか時間がかかったが、何とか10分前に到着。
今回はいつもは敬遠していた、音声案内の解説機も使ってみることにした。
舞台を阻害するイメージがあったが、夫によると、様々な細かい解説があり、舞台が2倍楽しいらしい。

今回の公演の内容は以下の通りである。

  1. 笠之段
  2. 矢の根 市川右團次
  3. 口上  市川海老蔵 市川右團次
  4. 嫐   市川海老蔵

全体2時間を通して、海老蔵さんの出番は30分無い程度で、市川右團次を押したいのかな...という印象の2時間であった。
海老蔵さんの出演した「嫐」は漢字の通り男が女に挟まれてトラブるという話を、大変コミカルに楽しく描いた作品である。
元々歌舞伎十八番の中の一作品であったが、台本が残されておらず、2015年のシンガポール公演で海老蔵さんが新たに息を吹き込んだ作品らしい。
自宅に妻を残し、妾と会っているところ、妻が訪ねてきて、海老蔵さんがパニくるという笑いを誘う話であり、海外受けもよいのではないかと思える。

観劇を楽しんで宿に帰ると、なんと昨日歌を披露してくれた僧侶の方が、私達あてにお土産と、昨日皆で撮った写真を、わざわざ大きくして現像したものを届けてくれていたらしい。今時そんな人情深い方がいるであろうか。
名刺も入っていたので、取敢えず明日お礼がてら行ってみることにした。

楽しく歌舞伎鑑賞した後の温泉と美味しい食事とは、何とも贅沢である。
しかし、この日は夕食は私達貸し切りで、昨日賑やかにカントリーロードをうたった事を想うと寂しかった。

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さて、たらふく食べてたらふく飲んだ。
明日はお礼を言いにお寺に行って、ワイナリーに行こうと思い、床についた。