手術前の受診について

一昨日、夫が派手に道で躓いて、左足首をねん挫した。現在はびっこを引いていて、松葉づえが手放せない。私が左足を引きづっていて、手術という時になんという事であろうか。そもそも私が左足びっこを引いていて、彼につかまって病院に連れて行ってもらっているというのに、これでは本末転倒である。

手術前の受診はそんな状態で来なくて良いと私は言ったが、夫は一緒に話を聞くと言い張った。電車には乗れないがタクシーで片道7千円くらいなので、それくらいは使おうというのが彼の考えだった。
家計だってそれほど楽では無いので、それであれば、私ひとりで電車で行けると私は主張したが、夫はそんな私の事を「ドケチ野郎」などと罵ってきた。
毎度のことながら、夫はいつも自分が正しく、怒鳴り始めたら止まらない。モラハラである。
「このアパートが、彼と暮らす最後の場所かな」と思いながら、受診日の前の日は寝た。悲しかった。

受診日、夫は自分の足の捻挫のリハビリに行くと言っておきながらなかなか、帰ってこなかった為、一人で診察に行こうと、夫に電話を掛けたところ、駅にで待っているから来てほしいという事になった。電車で一緒に行くという事になったらしい。
そんなこんなで駅で待ち合わせをして、病院に向かった。

病院では主治医より、手術に伴うアナフィキラシーショックやら合併症や感染症の説明を受け、だんだん私自身、同意書に署名をを書くのにも憂鬱になってきた感じであった。
また期待をして手術をしても、完全には治らないし、その保証も無く、再発の可能性もあるとの説明を受けた。なんだか憂鬱な感じである。
取敢えず何枚か同意書にサインをし、手続きを終えた。
ただ同じヘルコニアの手術をした患者さんの多くは、1か月程度の腰痛に苦しむが完治に向かいやすいとの話を聞いて少し安堵があった。

最後に自前様に作成したコルセットを取りに行ったが、技能士さんが「椎間板ヘルニアね...うちの人も三か所あって二度手術受けたけど、まだ完治してないのよ」と言われ更にへこむ。後で健保組合に7割請求できるにせよ、26,671円請求の為安くない...そして慈恵医大ではその為の証明書の発行は3週間かかり、郵送は行っていないとの事で、また書類を取りにはるばる、郊外から都心に行かなければならないのである。

最後に今日の受診の精算額...なんと...480円。日本の健保制度や医療制度に感謝しなくてはならないと最後に感じた一日であった。