椎間板ヘルニア:新型手術を受ける

と、言うわけで前回記述の通り、椎間板ヘルニアの新型手術、ヘルコニアを受けることになった。(ヘルコニアの説明は以下リンク参照)

http://ir.seikagaku.co.jp/condoliase/information/main/00/teaserItems1/02/linkList/05/link/180723KanjyaSasshi.pdf

昨日入院で本日退院という日程である。(ブログを書いているのは4月6日)

家を出発し駅に向かう途中、足が痛くなり、電車で行くのは無理と判断せざる終えなくなった。郊外から7000円近いタクシー代が痛いが、背に腹は代えられなくなった為、その後はタクシーで移動した。

病院に着き、入院の手続きを終え、自分の6人部屋に入った私。他5名は既に埋め尽くされているようだが、皆カーテンを仕切って自分のエリアを見えないようにしている。大部屋に泊まるメリットは料金の安さだけでなく、同じ思いを共有している者同士が、励ましあえる事でもあるので、この時点で結構病室自体が閉鎖的に感じ心細い。
夫が名古屋の田舎で事故に遭い、入院した時は皆、就寝時以外はカーテンを開けていて、同じ部屋のものは同氏として、買い物などにに行くときはサポートしあったりしたらしい。
私も盲腸手術で入院した時に、同じ部屋の人たちが、もっと大変な外科手術を受けられている事で励ましあったり、支えられたこともあり、結構都心の病院事情の寂しさを感じたりした。

朝9時過ぎに入院手続きをしたが、手術そのものは昼過ぎで(しかも昼食抜き)その時間は待ち時間であった。この時間結構、盲腸の時もそうだったが辛いのである。なかなか緊張するし、息苦しかったりする。
担当の看護師さんが会いに来て、色々と手術の説明をしてくれた。今年2年目でまだまだ学ぶことが多いと話す彼女は、私の目から見ても非常にフレッシュであった。

ドキドキしながら待っていると、ついに看護師さんが車いすを持って迎えに来た!
いよいよだーーー!!
そのまま車いすに乗せられ、手術室まで移動。ここからがかなり距離があったが、いよいよと私もかなり腹がくくれていた状態である。
手術室に着くと紙の青い帽子をかぶらされ、病棟の看護師さんと手術室の看護師さんが、私の状況の申し送りをしていた。

手術室内はCTと大きなモニターがあるタイプの部屋で、寝台がかなり狭くそして高くて寝ていて、落ちるのではないかととにかく怖かった。大きな地震でも来たら、ひとたまりもない。
横に寝かされて、手首に点滴の針を入れられると、整形外科の部長の方が、「では始めますよー。2週間から4週間は腰とかが痛いと思いますが、この手術成績も良いんで頑張りましょう」 と言われ少し心強くなった。
ウィーンという音がしてCTが私の周りをまわるが、CTに血がこびりついたような跡があり少し怖くなった。
「背中消毒しますよー」と言われ、背中がびしょびしょになるほど消毒された。次は麻酔注射である。一瞬チクっとしたかと思うと、腰のあたりがドーンと重い痛みを感じた...が思ったほど大した痛みでは無かった。

その先は何も感覚は無く、針を入れられているのも分からなかった。部長の医師が執刀医に対し「はい、そこで良し」と言われ、執刀医から「じゃあ、注入しますよー」と私に言った。「何か入っていく感覚しますか?」と聞かれるも何の感覚も無し。
あっという間に終了であった。

その後手術室の看護師から、担当看護師に引き継がれ、車いすで病室に戻った。
前日まで余り寝ていなかったため、ここで少しウトウト来て、軽く睡眠を取った。

その後は夕食である。昼抜きだった為待ち遠しい。だが周りの皆が食べ終わる頃になっても私の夕食は来ない。一緒にいた夫が言いに行ってくれると、やっと「すみません、カートに入ったままになっていて」と夕食が届けられた。この日の夕食は秋刀魚や炊き込みご飯と豪勢である。病院食とはいえとても美味しかった。
しかも明後日からの一週間の献立表と、朝食・夕食は和洋選べる様、チェックシートが付いており感激した。(…が私はその前に退院である)

f:id:fly_butterfly:20190408121853j:plain

結局7時半ごろ夕食を終えると、面会可能時間の8時まであっという間であった。
夫が帰った後はひたすらVoicyを聞いていて(病院はWi-Fiつき!!)9時に消灯時間となった。
みな自分のベットサイドの電気はつけていた為、アイマスクを持っていてよかったと思った。

翌朝、簡単な朝食が終わると医師の問診があり、11時には退院しなくてはならない。私はひたすら眠くてたまらなかった。
心配していた会計だが6万3千円と少しであった。

f:id:fly_butterfly:20190408122705j:plain

歩けないほどの痛みから解放されるのであれば、安くは無いが決して高くはないと言えるのではないだろうか。また翌週診察があるが結果はどうなるか…である。
手術代の他、検査費用が1万3千円程、自前のコルセット代が2万6千円程度(コルセット代はのちに健保組合に申請すると7割が返金される)の為、10万円はかからない手術となる。
私は手術が10万円、1泊入院ごとに5千円の保険に加入しているため、申請が認められれば、黒字となる。

退院後は電車で帰れ、晴れていて調子も良く、ついつい調子に乗って、花見に行ったので、足が酷く痛くなってまた歩くのが大変な状況となってしまった。やはり医師の言う通り「1か月くらいは仕事は休んでほしい」とは本当である。(実際問題は術後、すぐ働く人が多いらしい)

結果はまた追って報告したい。また以前の様に元気に歩けるようになりたい、不自由な生活をしたくない。それだけが私の望みである。