椎間板ヘルニアから一転、パーキンソン病の疑い

4月5日に新型の椎間板ヘルニアの手術を受けて、早3か月。
その後も回復の兆しは受けず、慈恵医大を紹介した紹介元の病院で見てもらうものの、ペインクリニックを紹介された挙句、精神的なものと判断されていた。(この医師のどこがベスト・ドクターやねんという対応であった。)

そんなはずは無いと思い、手術をした慈恵医大セカンドオピニオン及び、3か月経過を見せに行ったところ、こちらは深刻に受け止めてくれ、全身MRIを取る事と神経内科を紹介された。1か月に取るのが可能なMRIは健康保険のポリシー上、1枚なので結果が出るのは8月と長く時間がかかる。

神経内科初診の日は間に合わなそうだったので、慈恵までタクシーで行くことにした。
大きなバンの様なタクシーで五輪のマークがついているタイプの車だった。
運転手さん曰く、定年で辞める方向だったが、五輪が決まった途端、皆雇用を延長され、五輪後はサヨナラでバンタイプやワゴンタイプの五輪のマークの入った車も処分されるだとの事だった。明るい五輪のニュースの裏側の厳しい現実である。

行き先が病院だからか自然と病気の話となった。
運転手さんは、今年の2月に前立腺がんで全摘手術を受けたとの事だった。
その際医師から宣告を直接受け、ショックで狼狽したところ「それがこちらの見解なのだから、気に入らないなら他の病院に行ってくれ」と言わんばかりの対応をされたという。ショックで3日間寝込んだが、家族に現実を受け止めるよう促され手術に踏み切った。
また手術が余りにも流れ作業的で、その件で今でもモヤモヤ(恐らく相当傷ついている)していると何度も言っていた。
癌だったというショックな事実だけでなく、病院の非人間的かつ事務的な対応に傷ついているのだろう。
術後半年たっても体調は思わしく無く、力が入らず、尿漏れもあるため、おむつも使っているという。ただ家族を養うために働かなければならない現実が彼にもある。
壮絶な人生だと思わざる終えなかった。
五輪対策で嫌がる人が多い中、英語の研修にも一生懸命な彼に幸あってほしい。

私も盲腸の手術の際「こんな手術で躊躇されちゃこっちが持たないんだよ、盲腸なんてさっさと手術すんのっ!!こっちは年300件もやってるんだから!!」と医者に怒られ、半場無理やりで結論踏ん切りがついて良かったが、あの時もやはりモヤモヤしたものだった。医師にとっては数多い患者だが、その人にとってはたった一つの大切な体だ。やはり病院も良心的で血の通った対応をすべきであろう。(と言っても医師にも余裕が無いのだろうが...)

話は変わって神経内科の初診では、30分程度時間を使って、かなり丁寧にヒアリングと触診を受けた。触診では足や腕を折り曲げたりひねったり、良く分からないポーズをしたが、結論かなりはっきりと「左半身にこわばりと震えがありますね。パーキンソン病の症状に似ているので、一応検査をしましょう」と言われ冷や水を浴びた気分だった。
(同席していた夫は、「あの医者はしゃべりすぎる。普通は精密検査しましょう程度にとどめる」と苦言を言っていたが私は、はっきり言っていくれた方が良かった)

全くこれを「精神的なものじゃん?」と片付けたベスト・ドクターには文句を言いたいくらいモヤモヤである。

パーキンソン病のHPなど見ると症状が「あ~これ、あるある」と症状が色々とかぶるものがある。

不謹慎を覚悟でいうが整形外科医からも、神経内科からも「なんでもありません」と言われる方が、救いようが無くこの際パーキンソン病でも、他の脊椎の疾患でも何か見つからない限りこのままであり困るのである。
盲腸も原因不明のまま7年近く放置されたが、何かでないと私としては困るのである。

しかし重い難病で核検査等は2日間にわたってあり(1度目の検査は1日中入っている)、検査結果を聞けるのも8月末。その日は血液を試験管5本分採血して終わった。
どうなる私...